2001年9月11日アメリカ合衆国のニューヨークおよびワシントンD.C.で起きたいわゆる「米同時多発テロ」事件(以下911事件と略称)は、世界の人々に大きな衝撃を与えました。しかしそれを出発点として始まったいわゆる「対テロ戦争」War on Terrorは人類を全くの混沌へと導いています。他方では911事件において一体何が本当に起きたのかは必ずしも徹底的な解明が行われてはいません。かなり長い間この問題について考える材料は極めて乏しいものでしかありませんでした。言うまでもなくアメリカ合衆国そのほかの諸政府による情報開示が極めて不十分なものであったためです。2004年における米政府の設置した調査委員会による「最終報告書」も当該事件に対する説明責任を十分果たしたものとは言い難いことはつとに指摘されているとおりです。そればかりかそこでは答えられねばならない疑問点や重要な証言が却下されてしまったのです。
ところが諸政府による調査や検証が不十分なため、それを埋めるべく民間の諸個人や諸団体が極めて活発に調査及び検証を継続的に行ってきたことをご存じでしょうか?2006年1月にScholars
for 9/11 Truth という民間の調査団体がアメリカの大学人を中心に設立されたのを端緒に各分野の同様の調査団体が数多く設立され活発に活動を続けています。そのなかのArchitects
& Engineers for 9/11 Truth 「911の真実を求める建築家とエンジニアたち」の設立者である建築家リチャード・ゲイジ氏が昨年(2009年)12月に日本に来て東京から沖縄まで全国で講演をされました。わたくしたちはそのいくつかの講演に参加し、講演後リチャード・ゲイジ氏とも詳しくディスカッションいたしました。それを通じてわたくしたちは米国における911事件の真相究明団体の検証活動が重大な物証を発見する局面に立ち至ったことを確信いたしました。
そこでまず本年(2010年)4月18日京都大学においてわが国では初めて911事件に関する学際的な検討集会を開催いたしました。そこで以下のような「911の真実を求める日本の科学者の会」の設立を宣言いたしました。
911の真実を求める日本の科学者の会 設立宣言
2010年4月18日
わたくしたち京都大学大学院経済学研究科教授・西牟田祐二と長崎大学環境科学部教授・戸田清は、連名でここに「911の真実を求める日本の科学者の会」を設立することを宣言する。
それは以下の趣旨からである。
1.
今日まで続く「対テロ戦争」の悲惨を見過ごせない。
2.
2001年911事件には多くの未解明点が残されている。
3.
諸政府の情報開示の不十分性。
4.
政府ではない民間の調査団体の活動とその進展。
5.
24名の日本人犠牲者を出しているのに日本政府の独立の対応が見られない。
6.
911事件の諸側面の総合的性格ゆえ、未解明点は、自然科学的、社会科学的、人文科学的諸分析の総合によってのみ解明に至りうる。
7. それゆえに大学人こそこの問題の究明に職責を負っていると考えられる。
以上の観点から、諸政府に対する情報公開運動を中心的活動として含む911事件の総合科学的究明のための結社として、わたくしたち2名は、ここに
911の真実を求める日本の科学者の会の設立を宣言する。
そして本日ただいまから日本の科学者に多くの賛同者を募る活動を開始することを発表する。
右の写真はこの宣言を行なったときのものです。 |
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わたくしたちはこのホームページの立ち上げをもって上記宣言趣旨に賛同する、ただ真実のみに自らの基準を置く、わが国の自然科学者、社会科学者、人文科学者の皆さんの「911の真実を求める日本の科学者の会」への加盟を呼びかけます。
なお京都大学911事件検証集会においても吟味した911事件映像資料を今ここでも検討していただけます。本ホームページ911事件映像分析のところにある画像をクリックしてください。どうか自らご検討のうえご加盟をよろしくお願い申し上げます。
2010年9月11日 設立者
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